焦る気持ちからどんどん読み進めたブルグミュラー25の練習曲。これじゃ、ちゃんと弾けないまま次に進んで、やっぱり中途半端だ!と思い直し、また1番に戻って練習しはじめました。
ということで今日の練習
ハノンを1番〜4番のみ
ブルグミュラーを1番〜3番
今日は苦手な部分の部分練習をしっかり、そしてゆっくりめのテンポから開始して、指定テンポで弾けるまで、しっかり練習しました。部分練習後はインターネットのメトロノームを使ってしっかりテンポも合わせる。メトロノームもやっぱり買わなきゃ。
そして、楽譜をしっかり読む、ということで、楽譜に書いてある標語、きれいさっぱり忘れてしまっているので、全て調べました。
ブルグミュラー1番「素直な心」”Frankness”
Allegro moderato やや快速に、穏やかに早く
dol. e. poco rit. やわらかに少し速度を弱める
dolce やわらかに
e. そして
poco 少し
rit. ritardandoの略 だんだん遅く
a tempo 前の速さで
dim. e poco rit. だんだん弱く、少し速度を弱める
14〜15小節目の右手をしっかり部分練習。標語を調べる前に、メトロノームで弾いていると、どうしても15小節目が遅れる。かなーり意識して早めに弾くようにしてなんとかメトロノームについていく感じ。で、標語を調べて納得〜!そうだよね、ここ、少し遅くなるよねぇ。
ブルグミュラー2番「アラベスク」
Allegro scherzando 快速に戯けるように
leggiero 軽く
dim. e poco rall. だんだん弱く、少し速度を遅くする
dim. diminuendo だんだん弱く
rall. rallentando 少し速度を遅くする
a tempo もとの速さで
risolute 勇壮に
最初の反復記号の直後の左手部分、どうしてもリズムが崩れる。とくにラシドレミのところが。ラシが早くなってドが遅れる。これも指がしっかり動いていない証拠。ここの部分を重点的に練習。こちらもしっかりメトロノームを使って指定テンポまで練習。
ブルグミュラー3番「パストラル(牧歌)」
Andantino Andante(ゆるやかに)より早く
dolce cantabile 優しく、歌うように
この曲は簡単。一番難しいのは装飾音のところ。レーシレ(ファ)ミのところのファが、どうしてもミに比べて大きくなってしまいがち。ここのみの重点練習。まだ、希望の強さにいつもできるまで到達していない。それ以外はテンポもゆっくりなので、特になし。いかにカンタービレで弾くことができるか、という所か。
さて、お気付きの人もいらっしゃるかと思いますが、ritardandoとrallentandoの違いについて。両方ともにだんだん遅くするという意味だけれど、ritardandoは自然と遅くなるという意味で、rallentandoは意識的に遅くするという意味。イタリア語で、遅刻してしまって謝る時に使うのが”ritard”。つまり自分の意思とは反して遅くなってしまった、というニュアンス。で、交通標識でrallentandoとあると、それは徐行という意味。つまり、自らの意思で速度を落とすことを強いられる感じ。これを知って激しく納得。「素直な心」を弾いているときに、どうしてもあの部分が遅くなったからね。ということで、これから標語の覚えなおしもしっかりしていこうと思います。今はなんでもインターネットで調べられるけど、やはり楽典の本も1冊買っておこうかな。
とにかく、練習開始から1週間たった今日、なかなか満足のいく練習ができました。急がば回れ、ということで、じっくりと1曲ずつ向き合って練習します!