どんな演奏がしたいか

悲愴第三楽章を弾く上で、先生といろいろ話をした事。

まずは、ベートーヴェンの曲は全部とにかく長い。悲愴なんて全部で20分ぐらい掛かる。第一楽章は楽譜通り(ってこの楽譜通りに弾くのが大変なのでしょうが…)に弾けるだけでも随分聴かせられる曲。でも第三楽章は違う。5分とはいえ、最初から最後まで同じテンポで弾いていては、観客が飽きてしまう。だからこそ、今の技術精一杯で弾ける速さで弾いていたら、弾くことだけに必死になって、音楽性を入れる隙間がなくなる。

ということで、「今弾けるスピードから少しだけ遅くして、そこに音楽性を入れる隙間を作る事が重要。なにもすごく遅く弾けと言っているわけではないんだよ。今の君だと、かなりのスピードで弾いているから、それをちょこっとだけ落とす。で、遅く弾く所、早く弾く所をそこから見つけていくのだよ。」と言われました。いろいろ納得です。

スピードだけの筋肉派な演奏は1分ぐらいは人を惹きつけられるけど、それ以降は飽きてしまうんだよ。といつも言われます。で、先生は、私に自分で弾き方を考えさせようとします。いつも「ここのところすごくつまらないから、もっと面白くして!」って言われます。弾き方を教えてくれる、というよりは、自分でそれを見つけるすべを教えてくれている、という感じ。もちろんたくさんアドバイスはしてくれるので、そういうのを頼りに自分の演奏を探す感じ。なかなか奥深いレッスンです。最初は、なんだかよくわからないし、むしろ「ここをこう弾く」と指示してくれた方がずっとわかりやすと思っていたけれど、なんだかよく分からないところから、先生の前で試行錯誤して弾いてみて、演奏がしっくりくるとすごくうれしいし、あ、今の感じなんだな!と弾いていても楽しくなるし、感覚がつかめてくるというかなんというか。

私が目指すのは、やはり聴いている人が感動してくれる演奏。別にコンクールでバリバリ弾きたい、とかそういうのではなく、もっと身近な人の前で綺麗な演奏を弾けて、喜んでもらえるといいなぁ、ピアノを弾くということを通じて、また新たな出会いがあったりすると素敵だなぁ、弾く喜びを生涯通じて味わえたら幸せだなぁ、そんな感じなので、自由な、自分らしさを出せる演奏を目指して、これからもこの先生と歩んで行けたらいいなぁ、と思っています。



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Commented by Natalie at 2016-04-10 17:57 x
Robertoさん、わたしのブログにコメントくださって、ブログを教えてくださってありがとうございます!(大変遅くなってごめんなさい。)
Robertoさんは、とっても素敵な場所で良い先生に巡り合え、そしてベートーヴェンを学習中でいらっしゃるのですね♪わたしもベートーヴェン弾いてます。すっごくいいですよね。Robertoさんの先生が仰ること分ります!わたしの先生も、まずはテンポ通り弾かせるようにして、仕上げの頃には落として音楽性を深める、という方針の様です(^^)
Commented by piano_lessons at 2016-04-11 12:14
> Natalieさん
遊びに来てくださってありがとうございます。ベートーヴェン、すごくいいですよね。いろんな要素がぎゅーっと詰まっていて、本当にいろいろ勉強になります。やはり音楽性を深める、というのはすごく重要ですよね。まだまだピアノを開始して1年も立っていないので、これからもっともっと技術自体を磨いて、さらにじっくりと自分の演奏と向き合って、素敵な演奏ができるように頑張りたいです。
by piano_lessons | 2016-04-01 08:00 | 1年目つれづれ | Comments(2)

アラフォー、20年のブランクを経てピアノを再開したRobertoです。練習記録のためのブログ。


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