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アビーサイモン ピアノリサイタル

ピアノを再開して初めて、ピアノリサイタルへ行ってきました。

子供が二人いる身。なかなかコンサートへ出かける機会なんてありません。たまたま金曜日、デイケアが子供を夜に預かってくれる、という機会があったので、夫と二人でコンサートへ行く事ができました。

アビーサイモン "Abbey Simon"というアメリカ人ピアニスト。なんと御歳94歳の現役ピアニスト。アメリカ生まれ。5歳でピアノを始め、カーティス音楽院にてジョセフホフマンに師事。卒業後すぐにカーネギーホールにてデビュー。18歳でナウムバーグ国際ピアノコンクールで優勝。その後数々の演奏活動、教育活動、レコーディングを行い現在に至るそうです。

072.gifプログラム
Clementi Sonata in F minor, Op.13 No.6
Schumann Kreisleriana, Op.16
Chopin Four Impromptus, Op. 29, Op. 36, Op. 51, Op. 66

アンコール曲
Chopin Nocturne Op.48 No.2

94歳のおじいちゃんピアニスト、ということでどんなものかこっちがドキドキしました。さすがに94歳、パワーという面では限界がありますが、それでもびっくりするほど素敵なピアノを聞かせてくれました。観客たちも、そんな彼を知っている人たちが多数で、とっても暖かい、素敵なコンサートでした。アンコール曲がショパンのノクターンだったことにも感動。私の弾いている曲とは違う曲だったけれど、ああ、やっぱりショパンのノクターンは本当に素敵だなぁ、とうっとり鑑賞。

そんなコンサートを聴いて、ああ、ピアノって本当に一生楽しめるものだなぁ、と思いました。私の第二のピアノ人生も始まったばかりだけれど、これから何十年も掛けて、いろんな曲と出会って行けたらいいなぁ。


# by piano_lessons | 2016-02-07 01:46 | コンサート

楽譜いろいろ

私が子供のころ使っていた楽譜といえば、ハノンやツェルニーは全音ピアノライブラリー、バッハやモーツアルト、ベートーヴェン、ショパンは春秋社、井口基成編編集・校訂版でした。で、それらの楽譜は全部実家にあるので、この夏一時帰国する際、荷物に余裕があれば、どっさり持ってこようかな、と思っていますが、今の所すべて新しく買い直しています。

ショパンのノクターンを弾くに当たって購入したのがエキエル版の楽譜です。楽譜を買う際、どの版がいいのか、主に日本のサイトでいろいろ検索していますが、ショパンだと、パデレエフスキー版が主流だったのが、近年、ショパンコンクールで指定されているエキエル版へと移行しつつある過渡期だ、というような記事をいくつも読みました。ということで、ショパンはエキエル版で決定。

ノクターンを弾くのにエキエル版のこの2冊を購入しました。
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こちらがパデレフスキー版。この表紙にも憧れます。
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ベートヴェンやモーツアルトはヘンレ版(青い表紙の楽譜)が主流のようです。ただし、手が小さい人には弾きにくい運指が結構あるので、その辺は他の楽譜と比較して適宜変更するといいそうです。
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オンラインでひとまず楽譜を入手という時に役立つのがこちら↓
IMSLP/Petrucci Music Library (別ウインドウでリンクが開きます)
このサイト、実際の演奏も聞けるし、楽譜もたくさんのバージョンがダウンロードできます。私は大体その中からダウンロード数の高い、そしてレビューの星が多いものを選んでダウンロードするようにしています。

私はアメリカ在住なのですが、安価な楽譜だとよく見かけるのがSchirmer's Libraryのもの(クリーム色の表紙)か、Alfred MusicのMasterwork Editions(表紙が白ベースで絵画であることが多い)をよく見かけます。私も両方共持っています(ハノンとかチェルニーとか)。こちらのクラシックピアノ掲示板みたいなところをちらりと読むと、SchirmerかAlfredならAlfredの方がまし、みたいな感じで書かれています。まぁこの辺もマニアな方々の意見だろうから、日本でいうと、このあたりが全音とかの感じかなぁ?という印象。

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ノクターン19番の次の曲は何にしようかな、とワクワク。先生に意見を聞いて、それから考えようと思っています。なにせ私よりいろーんな曲を知っているので(当たり前か…)、その先生の意見というのはすごく重要。今は、もう少ししたらベートーヴェンのソナタも取り組みたいなぁ、とちょっと思っているので、そろそろヘンレ版の購入をしたいなぁ、と思っている所です。やはりソナタの1巻2巻まとめて大人買いかしら。(と思ってたところ、義母からクリスマスに音楽専門店のギフトカードをもらっていた事を思い出し、まずは1巻を買いました☆)ピアノが楽しくて仕方がない今日この頃、新しい楽譜との出会いもまたワクワクする事の一つです。


# by piano_lessons | 2016-02-05 09:00 | 1年目

レッスン2回目

行ってきました、2度目のレッスン。

072.gifショパン ノクターン19番 Op. 72-1
☆不協和音"dissonance"のところ、その外れている音をしっかり強調”emphasis/accent/take longer”する。例えば一小節目の2拍目と4拍目のCの音、全部均一な強さで弾くのではなく、しっかり強調して弾く。
☆ルバートをもっと効かせて。テンポを速くする+遅くする"push & pull of tempo"。例えば9小節目。4拍目だけではなく、2拍目からスローダウンする。4拍目にかけてさらにスローダウンして、ひっぱって、10小節目へつなげる。14小節目からはすこし早めに、16小節目、左手2拍目のFは不協和音。強調して、同じく4拍目も。23小節目からの長調になるところは、もっとソフトに、鍵盤を撫でるように弾く。30小節目もルバートをしっかり。31小節目から再び同じメロディー、でも1回目よりももっとルバート、もっと大げさに。常に左手の不協和音を忘れず強調する。右手、速く弾くところは速く。

先生曰く、テンポを早めたり遅めたりするのは、1曲として全体を見たときに同じテンポになるようにすべき、という人もいるが、先生はそうは思わないそうです。ゆっくりがダントツ多くても良い。どのように曲を盛り上げていくかがもっと重要、だそうです。私の場合は、盛り上げたい、という気持ちはすこし現れているけど、全然足りないそうです。やりすぎは"silly"になるけれど、目指したいのはその少しだけ手前、最大限に曲を盛り上げて。との事でした。やりすぎだよ、と生徒に注意するのが月1回ぐらい。一方もっと盛り上げて〜とアドバイスをするのは週14回ぐらいだって(笑

もう、思い切り大好きなこの曲、もっと表現できるように、あと一週間頑張ります。先生は、来週までに、やりたければ別のノクターンも弾いてきてもいいし、この曲だけあと1週間するなら、来週に何か新しい曲をピックしましょう、と言ってくれました。新しい曲の譜読みをすると、この曲に掛ける時間が少なくなってしまうので、この曲のみに専念。たまに、先週弾いたワルツの2曲でも気分転換(&現状維持のため)に弾こうかな、と思っています。

そして最後に、Horowitzの指の訓練のやりかた3番、オクターブの練習方法を教わりました(1番と2番は先週教わりました)。ドレミレミファミファソファソラソラシラシドシドレドと一オクターブ上がって、そこからまた今度は下がってくる。これをいろんな調で弾きます。ちなみにハ長調が一番難しいんですって。黒鍵が入った方が、目安になる場所があるので、弾きやすいそうです。

そして、このオクターブ、手首、指を固く固定して腕の力で弾くという弾き方では、すぐに疲れてしまう、力が持たないとの事。腕固定、手首を柔らかくして、手首を上下させて弾くそうです。片手ずつ一日3調ぐらいずつ選んで練習してみて、との事。こちらももうちょっと時間を掛けて取り組みたいと思います。いろいろ目からうろこの練習方法。このオクターブ練習の行き着くところがこれ↓

ユジャ・ワンさんの弾く熊蜂の飛行

初めてみました。このビデオ。もう人間業とは思えないよね、これ…ユジャ・ワンさんという名前、初めて聞きました。彼女についてもちょっと調べてみます。先生、いろんなピアニストの事も知ってるし、もちろんクラッシック音楽についてもすごく知ってるし、話をしているだけで私のクラッシックピアノ好き心が満たされます。先生が一番好きな作曲家がショパンというのもまた幸せ。

今日はまるっと1時間レッスンでした。どうやら私のあとには生徒さんがいないようで、先生も45分ではい、おしまい、という感じではなく、しっかり見てくださいます。大満足のレッスン。まだお試し期間なのですが、もう確実に、この先生に習いたいと思っています。先生、これからどうぞよろしくお願いします!

さ、またこの大好きなショパンのノクターンと向き合おう。


# by piano_lessons | 2016-02-04 13:26 | レッスン記録

ノクターン19番練習状況

練習を木曜日に開始したショパンのノクターン19番。たった4ページの曲ながら、なかなか苦戦しています。先生は、簡単だから、2曲ともやってもいいよ、なんて言ってたけど、平日1時間が精一杯の練習時間で、この曲を1週間でなんとか形に、と思って焦るものの、現実は厳しい…

曲自体はたしかにゆっくりだし右手は簡単なので、そんなに譜読みにかからないと思ってたんだけど、私、譜読み遅いんだ、と自覚(涙 毎日1時間、1ページずつ譜読みをして、ようやく日曜日の今日、ゆっくり、つっかえながら弾けるようになりました。ここまで木、金は各1時間、土日は両日約2時間以上は弾いたかな?週末はあんまり出かけることもなったので、かなりピアノを弾くことができました。まだ数カ所苦手な箇所があって、通しで弾くといつもそこでつっかえたり、ゆっくりにしないと弾けなかったりするので、その辺りを重点的にあと3日練習する予定。

とにかく左手の伴奏部の跳躍が〜。こちらについ気を取られていると、ちょっと右手が難しくなるとそこでつまづく、みたいな。。ひたすら練習あるのみですね。

今週はこの一曲重点で、ツェルニーもバッハもお休み状態。それなのに、まだスラスラと弾けない自分になんだかちょっと落胆中。きっと音大生ぐらいになると、これぐらいの曲は初見で綺麗に弾けるんだろうなぁ〜。

しかしこの曲、本当にいい曲で、弾いてて泣けそうになります。どっぷりこの曲にはまりまくっています。この曲だけを弾けるこの一週間をものすごく堪能しています。本当にいい曲で、上手く弾けるようになりたいから、練習時間なんてあっという間に過ぎていきます。本当に幸せな時間。

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# by piano_lessons | 2016-02-01 14:12 | 1年目

大人のピアノ

大人のピアノレッスンについていろいろ先生と話したことをつらつらと。

まず、先生を探すのが大変だった、という話。いろいろネットで検索したのですが、子供しか見ないという先生がわりといます。ピアノの先生曰く、大人は脱落率が高いので、ピアノの先生としては大人をみたがらない人が多いとのこと。大人が脱落率が高いのは、大人は自分の意思でレッスンに来る。子供みたいに、親がしっかりサポートしてくれる、みたいな状態ではないため、上達しないなぁ、とか、しんどいなぁとか、練習時間が取れないなぁ、と思ったら投げ出してしまう、という結果に結びつくようです。これは確かに納得かも。

また、きちんとしたピアノ指導法を知らない先生だと、大人は見れない。子供というのは、常に混乱の世界に生きているから(分からない、自分が理解できない事がいっぱいあるので、それが普通)、何かよくわからなくても、そんなものか、とスルーできる。大人はそうではないので、きちんとした指導がされないと、それをすぐに察知する。だからこそ、大人の生徒を取らない先生も多いそうです。

あとは、そもそも自分がそれほど弾けないから、子供しか見れないという先生も結構いるみたいです。これは、アメリカには、たいていの総合大学には音楽学部というのが存在していて(たとえばコミュニティーカレッジとかでも音楽専攻がある)、日本に比べて、「大学で音楽を学びました」という人のレベルがピンキリな気がします。(あくまでもこれは私の想像なので実際どうなのかはわかりません。)私が先生を探している時も、ものすごーく近所に先生が一人いたのですが、やはり初級〜中級までしかみません、という先生でした。

私の場合は、前の記事にも書きましたが、とにかく近場、というのが最重要条件でした。なので、先生を調べたのも地元のみ。その中で、大人も教えて、上級者(と言えるほどではないですが、目標としているので)も教えるという先生を調べてたどり着いたこの先生、これから長く付き合える先生となることを願っているところです。

大人のピアノの練習、まだまだ再開して半年ほど。これからどんな風に成長できるか楽しみです。また、ブログを通して、同じような境遇にある人と、いろいろ交流ができればなぁと思っています。

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# by piano_lessons | 2016-01-30 11:47 | 1年目

アラフォー、20年のブランクを経てピアノを再開したRobertoです。練習記録のためのブログ。


by Roberto